- どうしても好きになれない苦手な人がいる
- 嫌いな人でイライラしてしまう
- 人間関係のストレスをなくしたい
苦手な人。嫌いな人。
誰にでもいるものです。
人の悩みのほとんどは、人間関係によるものだと言われています。
嫌いな人が気になって仕方ない!近くにいるだけでストレスがたまってしまう…なんとかして!!
今回は、そんな声にお応えしていきます。
この記事を読めば、きっと嫌いな人へのストレスが無くなると思いますので、ぜひ最後までお読みください。
それでは早速いきましょう!
嫌いな人は、なぜいるのか
そもそも嫌いな人ってなぜいるんでしょうか?
嫌いな人へのストレスをなくすには嫌いな人はどういう人なのか、まずはそれを知ることが大切です。
いわゆる「嫌いな人」の共通点から探してみましょう。
「嫌いな人」の共通点
嫌いな人って、どんな人がいるでしょうか?
- なんでも自慢してくる人
- 口ばかりの人
- 自分の価値観を押し付ける人
- いじわるばかりしてくる人
- ぶりっこ
- すぐキレる人
- ワガママな人
代表的なところを挙げるとキリがありませんがこんなところでしょうか。
さて、こんな人たちの共通点ってなんでしょうか?
・
・
・
それは、下の特徴のどちらも満たすような人です。
- 自分と価値観が合わない
- 自分に悪い影響を与える
たとえば、こんな例で考えてみましょう。
ある母親が、遊んでばっかりの息子に
「遊んでばかりいないで勉強しなさい!」
と言いました。
息子は、
「勉強しても大人になったら使わない知識がほとんどだし、外で色々な遊びをする方が人生経験になるし大事だと思うのにな…」
と思いました。
一方で、母親の言葉を同じく聞いていた親戚のおじさんが
「勉強して良い成績取っておくと社会出てから色々と楽になるぞ~」
と母親の肩を持ったのです。
さて、どうでしょうか。
同じ発言でも、受け取る人によって印象が変わりますよね。
息子
- 母親とは価値観が反対(勉強より遊びが大事)
- 自分が勉強しなきゃいけないので、影響を受ける。
→母親が嫌な人だと思ってしまう。
おじさん
- 母親と価値観が一緒(遊びより勉強が大事)
- 自分が勉強するわけではないので、影響は無い。
→別に嫌な人だとは思わない。
この文章、読んだ人の中でも「息子に共感する人/おじさんに共感する人」に分かれてくるはずです。
ですがこれは、誰が良い/悪いという話ではありません。
なぜか。
・
・
・
それは、
人は価値観がそれぞれ違うからです。
価値観は、人生の経験から出来上がります。
人はみんな違う環境で、違う経験をし、違う人生を歩んでいます。
つまり、価値観は人生や経験が違えばみんな違ってくるわけです。
そんな自分が作り上げてきた価値観を破られそうになったとき、人は嫌がり、破ってこようとする人に対してストレスを感じるんです。
これが、嫌いな人が出来るメカニズム。
これを理解できた時点で、嫌いな人への対処法の説明のほぼ9割が終わったといっても過言ではありませんよ(笑)。
代表的な嫌われ者はどんな人?
さきほども例に挙げた、代表的な嫌われ者。
- なんでも自慢してくる人
- 口ばかりの人
- 自分の価値観を押し付ける人
- いじわるばかりしてくる人
- ぶりっこ
- すぐキレる人
- ワガママな人
なぜみんなから嫌われやすいのか。
ここまでご紹介してきたことを踏まえて当てはめると、つまりはこういう人たちです。
- 多くの人の価値観からズレている
- 他人に悪い影響を与えやすい
だから、みんなから嫌われる人になってしまうんです。
※価値観からズレているだけだったら「変わり者」とかで済むんですけどね…(笑)
自分もいつの間にか「嫌われ者」になっていないか、気をつけてみてくださいね。
嫌いな人を気にしない方法
さて、本題です。
まず、前提で覚えておいてほしいことがあります。
他人を簡単に変えることはできません。
人の価値観や性格は長い時間をかけて出来上がったものです。
そうやって作り上げてきた人格は、ちょっとやそっとでは変わりません。
自分がその人の価値観が間違っていると思って何かアドバイスしたからといって、相手の価値観が変わることはほぼ無いと考えた方が良いでしょう。
相手が変わらないなら、自分の考え方を変えるしかありません。
そのことを踏まえて解決するためのステップは主に3つです。
- 別世界の人だと思う
- 憐れみを持つ
- 距離を置く
それぞれ見ていきましょう。
① 別世界の人だと思う
最近、日本でも外国人を見かける機会が増えました。
彼らは育ってきた文化も環境も日本人とはまったく異なります。
そんな彼らの行動や考え方に対して、どう思うでしょうか?
へえ、その国ではそれが常識なんだ。
と、別文化の考え方として受け入れる人が多いと思います。
私たちの周りにいる人でも一緒です。
嫌いな人は、まったく違う環境で育ってきた別世界の人なんです。
「嫌いな人」が
- 自分と全く違う人間である。
- そういう価値観を持った人である。
これを理解することが、「嫌いな人」を気にしない為の第一歩です。
これで「嫌いな人」に対して心の中で一度適切な距離を置くことができるので、少し余裕が生まれると思います。
② 憐れみを持つ(個人的に一番大事)
さて、次のステップ。
嫌いな人が「自分とは違う環境で過ごしてきた”全く違う人間”なんだ」ということは分かりました。
では、ちょっと視点を変えて、
もし、自分がその人(=嫌いな人)として生きるとしたら?
と考えてみましょう。
え、絶対無理!!
と思いません?
でも、考えてみてください。
「嫌いな人」自身は、これからも「その人」として価値観に縛られながら生きていかなきゃいけません。
それってちょっと大変そうじゃないですか?
すると自分の心の中で、
この人も色々大変なんだな。
この人、かわいそうだな。
と思えてきませんか?
相手に対して同情や憐れみの心が生まれたら、もう怒りの気持ちは生まれません。
私自身、苦手な人がいたら
なるほど、こういう人もいるんだなあ。
自分とは別世界の人間だわ。
でも、こんな生き方してたら大変だろうなあ。
と思うことで、まったく他人に対してストレスを感じなくなりました。
ぜひ試してみてください。
③ 距離を置く
さて、最終ステップです。
ここまで紹介したステップを踏んでも、嫌いな人が気になるしストレスがなくならない場合の最終段階です。
その人との距離を置きましょう。
離れていれば自分に害は及びません。
距離を置くには「物理的な距離を置く」と「心の距離を置く」方法があります。
文字通り、その人と顔を合わせないようにする方法です。
その方法とは…
- その人と同じ空間にいない
- 同じコミュニティ(グループ)に身を置かない
そうすれば、そもそも会わないので影響をうけません。
もし、その人と物理的に離れられる場合には離れてしまいましょう。
仕事で関わっていたり、同じクラスにいたりと、物理的な距離を置くことができない場合もあると思います。
そんなときは、心の距離を置きましょう。
あいさつや、必要な最低限の言葉は交わすけど、それ以上は無駄に話さない。
心を開かない、と決めることです。
難しい人は、ルールを自分の中で決めましょう。
オススメなルール
- あいさつはきちんとする
- 必要なやり取りは、きちんと対応する(仕事とか作業とか)
- 世間話のメールやラインは無視
- プライベートの話になったら、3分以内にトイレに行く
ただし、守ってほしいポイントがあります。
当たり前な事は、当たり前にやる
あいさつや、必要なやり取りは「嫌いな人」相手でもやるべきです。やらないと、自分の評判を落としてしまうからです。ただし、それ以上の対応は必要ではありません。
プライベートに踏み込ませない
自分のプライベートに踏み込まれると、一気にイライラ度が増します。プライベートな話になったら、相手の話に振ったり、その場を離れるようなルールを作っておくと良いでしょう。
優しくならない(あいまいにしない)
少しでも優しさを出してしまうと、結局ルール化したことが守れない可能性があります。また、相手にもつけこまれる可能性があります。
あいまいにせず、しっかりと作ったルールを守るようにしましょう。
このようにして、自分が悪者にならないようにしっかり壁を作ることで、気にしないようにできますよ!
まとめ:嫌いな人へのストレスも心持ちひとつ!
嫌いな人がいるのは当たり前。
そんな人とどのように気にせずうまく付き合っていくか、それが社会でうまく人間関係を築くコツです。
まったく違う文化で生まれ育った別世界の人!
自分が「その人」だったとしたら…と考えてみる
物理的な距離と心の距離、しっかりルール化!
この考え方で、嫌いな人へのストレス撃退になる一方で、誰にでも優しくなれますし、人の良い部分にも目を向けやすくなります。
ご紹介した方法で、ぜひストレスを無くしてみてくださいね!
それでは、今回はここまで。
ありがとうございました!