ゆるわか心理学「ここプラ」

クリぼっち回避!恋愛心理学的にオススメな出会いとは【まだ間に合う】

この記事はこんな人向け
  • クリスマスまでに恋人がほしい人
  • 出会いがそもそも無い人


クリスマスまで約1か月。
クリぼっちという言葉が頭にちらつき始める時期ですよね。

今回は、今年のクリスマスこそは好きな人と一緒にいるぞ!という目標がある人向けに恋愛心理学的なオススメ度で解説していきます!

まずは、出会い編です。


出会う方法


恋人を作るには、まず出会う必要がありますよね。

方法としては、大きく下記のような出会いが思い浮かびますかね。

  1. 知り合い
  2. 友人紹介
  3. 合コン
  4. 街コン
  5. マッチングアプリ


結論から言いましょう。心理学的に言ってオススメな出会いは、

③合コン
⑤マッチングアプリ


です。


理由をそれぞれ見ていきましょう。


知り合い(オススメ度:★★★☆☆)


パターンが多いと出会い方かと。

例えば、

  • 同じ学校の人、同じ職場の人
  • 幼なじみ
  • 趣味が一緒の友達

みたいな人です(それなりに話す人限定ですが)。

そういう人には、下記のような効果が働きやすいので、好意を持ってもらいやすい特性を持っています。

単純接触効果(ザイアンス効果)


単純に相手と接触をしただけで、相手のことを好きになってしまう

これを”単純接触効果”といいます。


人は、同じ顔を何回も見ていると、その顔が好きになっていきます。

例えば、

『モテないんだよなぁ』と悩んでいる友達。
「別に悪い人じゃないしそこまでブサイクじゃないのになんでモテないんだろう??」

と思うことありませんか?

これは、アナタがその友達と顔を合わせる回数が多いことで、知らず知らずのうちに好きになっていっているからこそ、思うことなんです。


何回も自分と接触しているような知り合いであれば、単純接触効果により普通の人より好印象な可能性が高いんです。

memo
仲良くなりたい人に顔を合わせる機会を多くすれば、好きになってもらいやすいということでもありますね。

類似性の法則


類似性の法則とは、

自分と共通点が多い人や、自分と見た目や中身が似ている人に対して親近感が湧き好感を抱きやすいという心理効果のことです。

類は友を呼ぶ。という言葉、そのままです。


知り合いはこの類似性の法則に当てはまりやすいはずです。
なぜなら、同じコミュニティの中で過ごしていることが多いからです。

  • 出身地
  • 学校
  • サークル
  • 趣味
  • 会社

これら、自分と同じ環境にいる人たちは、好感を持ちやすいので、恋愛関係にも進みやすいといえるでしょう。

memo
学校で恋愛が起きやすいのは、同じ環境で一緒に生活して暮らしているので、単純接触効果と類似性の法則が働きやすい環境だからです。

ギャップ効果


これは分かりやすいですね。

先と後の感情で差があったときに、後の感情が協調して感じる、という効果のことです。

  • 勉強ができないと思ってた人が、実は頭の回転が良かった
  • ガサツそうだと思ってたら、実は料理上手な一面があった
  • 気が強いと思ってたら、ふとした瞬間に涙を流した
  • いつもは優柔不断な人なのに、大事なときに決断が早かった

こんなギャップによってドキッとすること、ありますよね。

そして、それは最初から

  • 頭がいい人
  • 料理が上手な人
  • すぐ泣いちゃう女の子らしい人
  • 決断力がある人

と思っている人より魅力があるように思えますよね。

このようにギャップによって後に知ったものが強く印象に残る効果は強いんです。


では、知り合いは自分のことをどう思っているでしょうか?

・・・
正解は、なんとも思っていないことがほとんどです。

これが重要です。
普通に話していた人が、急にいつもと違う恋愛の雰囲気を漂わせたらどう思うでしょうか?

お相手

あれ、なんかいつもと雰囲気違う。何だろう、気になる…

と、こうなるわけです。

元々のアナタを知っている人であれば、ギャップ効果により強く印象に残ります。

注意1
自分に対して嫌悪感を抱いている人にギャップ効果を見せるとより嫌われる可能性が高いですので、ご注意を。

注意2
デメリットは、今まで仲が良かった人と恋愛関係になってしまうと、元の関係に戻れない可能性があることです。
関係を崩したくない人にはオススメできない方法となります。知り合いの中でも今後の人生には影響が無い人を選んだほうがもしかしたらよいのかも。


でも、知り合い同士は恋人になりやすい、という調査結果がありますから、まずは既に知り合いの人から好きな人を探してみては??


友人紹介(オススメ度:★☆☆☆☆)


昔からある手法ですが、あまりオススメ出来ません。

こんな理由からです。

自分の好みは、自分にしか分からない


  • この人、〇〇(自分)と合うと思うんだよね~
  • この子可愛いから会ってほしい!

こんな言葉がきっかけで友達を紹介してもらうケースがあると思います。

でも、こう思いません?

自分の好みは自分にしか分からない。



例えば、

  • 有村架純さんが好きでも、有村架純さん似の人が好きなわけではない
  • 優しい人が好きだけど、優柔不断な人は好きではない
  • 楽しい人が好きだけど、子供っぽい人とは違う

こんな風に、何が自分にハマって何が自分にハマらないかは、実際に会ってみて話してみないと分かりません。

他の人の『合いそうだから』はほぼ信じられない、と思ったほうがいいと思います

ちなみに、

  • この子、可愛いから!
  • こいつ、いいヤツだから!

という言葉は、先ほどご紹介した単純接触効果により、実際より評価が上乗せされていると思った方が良いです。

友達に悪気はなくても、紹介してくれようとしている人のことが良く見えてしまっているものなんです。

注意
友達も親切心で紹介してくれようとしていますし、本当に「この二人は波長が合う」と信じているはずです。紹介してくれようとする相手の人が悪いというわけではありませんので、そこは間違えないでくださいね。

返報性の原理がはたらいてしまう


友達紹介ではほとんどの場合、お相手は1人です。

紹介してもらった人が自分の好みならラッキーです。
でも好みでない場合、そこまで時間を割きたくなくても、友達の知り合いに対してひどい態度は出来ません。


これは、自分に「返報性の原理」というのが働いているためです。


返報性の原理とは、人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情が働く心理です。


今回の場合には、

  • せっかく紹介してくれたのだから、何とか良い報告をしないと…
  • 自分も友達にいい人を紹介しないと…

という良くないプレッシャーがかかる可能性があります。

結果として、紹介された人と好きでもないのに何回も意味の無いデートを重ねてしまう、なんてことにも。


また、紹介した側(友達)にもあまり良くない効果が働きます

紹介した側としては

仲良くなってほしいな。
上手くいってくれるといいな。

という気持ちが働くので、うまくいかなかった場合には、

うまくいかなかったのか、残念だな。
合う人が紹介できなくて申し訳ないな…

と思わせてしまいます。

下手すると、友情関係に亀裂を走らせる可能性もあるので、
これらを考えると、オススメできない方法だといえるでしょう。


合コン(オススメ度:★★★★☆)


次は合コンです。

誰かさん

あれ、これも友人の紹介と変わらないじゃん。

ご心配なく、ちゃんと心理学的に理由がありますよ。

選択肢を広げられる


人は生まれながらに「自分の行動や選択を自分で決めたい」という欲求を持っています。

自分の恋人は自分で選びたい、と思うんです。


合コンは、複数人の中から好きな人を選んでアプローチ出来ます。

自分で選べる分、心理的にも抵抗が少ないのです。

memo
自分の自由が侵される(つまり縛られる)と思った時に、人は無意識に抵抗します。
これは、心理的リアクタンス理論といいますがすごく簡単な例でいえば、
「勉強しなさい!と言われると、やろうと思っていたのに勉強がしたくなくなる。」
これです。人は選択をしぼられると抵抗してしまうんですね。

責任の分散が起きる


先ほど、返報性の原理の話をしました。

要するに、人から良いことをしてもらうと、返さなきゃという責任を感じる、という話です。

しかし、こんな機能もあります。


それは、責任の分散

ある出来事に対する責任が複数の人間によって共有されると、一人あたりの責任の重さが分散されるというもの。


合コンは複数人で行いますし、男性側・女性側ともにお互いに幹事がいます。

友達から誘ってもらうときの責任が他の人にも分散されるため、ほとんど自分にふりかかってきません。


紹介してもらって悪いな、という気持ちが起きにくいので、異性に対していろんな意味で割り切りが出来ます。

合わなかったらしょうがない!

とね。



割り切った上で楽しんで、知り合って、
終わりにはLINEでグループを作って連絡先も自然と交換が出来る
(連絡先を個別で聞くってプライベートに踏み込む話にもなるのでハードルが高いです)

合コンはとても良い出会いだと思いますよ!


街コン(オススメ度:★★☆☆☆)


街コンとは、街ぐるみで行われる大型の合コンイベントのことです。

大勢でいろんなお店を回って飲んだり、大きな会場でそれぞれ会話して出会いを探します。

ただし、一気にオススメ度は下がります。

誰かさん

なんでや!大人数の合コンなら良さ倍増やんか!

いーえ、規模が大きいだけ逆効果になることもあるんです。

メリットはある


先にメリットを挙げておきましょう。

もちろん、街コンにも下記のようなメリットがあります。

  • お金を払う金額が大きいので、真剣な人が多い
  • 最近はいろいろなコンセプトのものが多いので、自分の趣味に合った人を探せる(類似性の法則が使えますね)
  • いろんな人と会話ができる

うんうん、色々メリットありそう。

ただし、これに負けないほどの最大のデメリットがあります。

自分から積極的に話しに行かなければ、気になった人と話せない

…これです。
例えば30人対30人の街コンで会話する。

気になった人どころか、そもそも誰かと会話することに抵抗を感じませんか?


もちろん、これも脳の働きに大きくかかわっています。

大勢での会話は脳が処理できない

  • 大人数での飲み会
  • 友達と遊んでるとき、友達が誰かを呼ぼうとしている
  • 少数の時にはしゃべれるのに、大人数の会話ではうまく話せない

こんなことを感じるケース、ありますよね。

実はこれ、『コミュニケーション能力の問題』ではなく、『前頭葉の処理能力』によります。

大人数とコミュニケーションを取ること脳の処理が追い付かなくなる!と脳が勝手に判断し、大人数を目の前にすると無意識のうちにコミュニケーションを避けようとして抵抗をしてしまうのです。

こんな状態では、気になる人がいても会話をするのに一苦労です。

人から奪うのはエネルギーを使う


街コンで気になった人がいたとしましょう。

話してもないのに気になったということは、外見でそう思ったはずです。
つまり、外見で魅力があった人です。


人は好みがあるとはいえ、魅力を感じる外見は似ています
世で言うイケメン、美人は誰が見てもそうでしょ?

であれば、アナタと同じように魅力を感じて「この人としゃべりたい」と思う人が他にもいっぱいいるはずです。

すでに別の異性と話をしているケースも多いでしょう。


そんなとき、自分がその人と会話するためには、

間に入って会話を「奪い」、他のライバルにも負けない印象を残す

必要があります。


人のものを「奪う」行為というのは心のエネルギーを使うので、精神的にかなりストレスになります。

会話に割って入っても全く悪く思わず、かつ自分の話術に自信があるという心の強い持ち主でないと、難しいと思います。

memo
街コンに向いている人は、容姿に自信がある人(向こうから話しかけられやすい)、話すのが得意・大好きな人(大勢での会話が苦でない)、いろんな人に出会いたい人、という感じですかね。

マッチングアプリ(オススメ度:★★★★★)


さーて、出てきました。
もう今や有名になってしまいました。マッチングアプリですね。

心理学的に見ても、オススメできる出会い方といえます。

知らない方のために一応補足すると、
アプリに登録した人の中から好みの条件の異性を探せる、出会いを結びつけるサービスです。


その理由をご紹介します。

心理的なメリットが活かしやすい


今まで挙げてきた心理学の効果において、とてもメリットが多いです。

自分に似た価値観の人に出会いやすい

共通の趣味がある・同じようなコミュニティの人を検索できるので、自分と似た価値観の人と出会える(類似性の法則によって気が合いやすい)。

自分の好みで選べる

心理的リアクタンスが起きにくい。

人から紹介してもらう必要がない

自分で探すので、返報性とか責任とか気にしなくてよい。

ギャップも使える

プロフィールに書いた内容と、実際に会ったときのギャップを作り出すことで、より魅力的に見せることが出来る。

※ただ、難易度は高めなのでできる人のみにしておいてください(笑)

会話が出来なくても、文章で仲良くなれる

話すのが苦手でも、文章では考えて送ることが出来ます。

焦らず、相手の気持ちにたって考えた文章を送れれば、確実に相手と仲良くなれるはずです。


もちろんデメリットもある


良いことばっかり書きましたが、もちろんデメリットもあります。

出会える数が多すぎて疲れる

選択回避の法則といいますが、人は選択肢が多すぎると選べなくなる性質を持っています。

サクラ(業者)がいる

良い人がいた!と思っても、サクラ(つまり偽物)の場合があります。恋愛は人の心がとても簡単に動かしやすいので、だまそうとする人も多くいたりします(結婚詐欺が多いのも同様の理由です)。

相手のプロフィールがウソの可能性がある

写真や文章であればウソも書けてしまいます。女性なら写真を加工して美人に見せたり、男性なら年収を上乗せして書いたり。

誰でも自分を良く見せたいものですから、仕方ないですけどね(笑)


さて、どう使ったらいいのか。もちろん紹介しますよ。

心理学的な解決策


それぞれのデメリットの解決策をご紹介します。

出会える数が多すぎて疲れる

自分の中で軸を決める

自分はどんな人を求めているのか、軸を決めましょう。マッチングアプリには検索機能があるので、その軸に沿った人を検索すれば選択肢が狭まり、選びやすくなります。

サクラ(業者)がいる

実績のあるアプリを選ぶ & 美味しい話は怪しいな、と思う。

もちろん、アプリも健全な運営をしないと人気が下がってしまいます。実績のあるアプリは、サクラを積極的に排除していることが多いです。

有名どころだと、ペアーズとかOmiaiとかでしょうかね。

イケメンで、高収入で、高身長で…こんな良い物件いるんだ!と思うかもしれませんが可能性は低いです(そんな人はアプリ使わずとも恋人ができます)。そんな人がいたら、怪しいと思った方が良いです。

相手のプロフィールがウソの可能性がある

そういうものだと思う

過度な期待をすると、実物との差でがっかりしてしまいます(ギャップ効果の悪い例です)。であれば、最初から期待をしないんです。そのときに本当ならラッキーだし、逆にウソで許せないなら次に進めばいいんです。


こうやって心理学的に対策を知っていれば、現代にとてもマッチした良い出会い方だと思いますよ。

重要な心構え


ここまでいろいろな出会いをご紹介しましたが、結局のところ知識やテクニックに頼っても中々うまく行きません。
人は心で動いているから。


重要な心構え。
それは、「焦らないことです。

  • 気になる人とのLINEで余計なひとことを送ってしまう。
  • せっかくデートでいきなり距離を詰めすぎて引かれてしまう。
  • 告白をしなきゃしなきゃと思いつつタイミングを逃した結果、変なタイミングで告白をしてしまう(これは男性が多いかな)。

こんな流れ、よくある光景じゃないですか?
(というより、筆者の過去の恋愛での失敗も入ってますが笑)

焦ってしまって距離の詰め方を間違えると、せっかく築き上げた関係も一気に崩れてしまいます。

  • 初対面なのにタメ口や呼び捨てな人
  • 話すときの距離がいきなり近い人。

こんな人と話しても良い気持ちはしませんよね。



物事には、段階と順序があります。

そのあたり、しっかり理解して焦らず段階をふんでいけば、必ず気になる人といいところまで行けるようになるはずです。
(これを理解してから、私も女性と仲良くなるのに難しいと感じることはなくなりました)


ここに、少し心理学のテクニックというエッセンスを加えてあげると、より効果が高まるというわけですね!

まとめ:自分に合った出会い方を選ぼう!


出会いは人それぞれ。

ただ、クリスマス前のこの季節は新しい出会いがないのも事実。

それぞれのメリットとデメリットを知って、自分に合った出会い方でぜひクリスマスまでに素敵な恋人をゲットしてくださいね。



次回は、好きな人へのメッセージの送り方講座をお送りしたいと思います。


それでは、今回はここまで。

ありがとうございました。