- すぐキレる上司・先輩がいる
- そんな上司や先輩の持つ心理を知りたい
- そういった人たちとの人間関係にストレスを感じている

周りに対して怒り散らかしたり、すぐキレる上司や先輩、あの人たちってなんなの?この人たちと関わらなきゃならないストレス、なんとかして!
という方向けに、心理学の視点からお答えします。
この記事を読めば、その人たちのことが全く気にならなくなりますよ!
それではいきましょう!
「困ったさん」はなぜ出没するのか

- わざと周りに聞こえるように人を怒る
- 見下すような発言をしてくる
- ダメ出ししかしてこない
こういった困った上司や先輩、どこにでもいますよね。
普通に考えてみたら、怒るにはエネルギーを使うし、見下す発言やダメ出しばかりでは周りからは煙たがれることは分かりそうなものなのに…
なんで世の中にはこんな「困ったさん」がたくさんいるのでしょうか?
理由はすごくシンプルです。
その人の脳が上手く機能していないからです。
脳には前頭葉( 前頭前野 )という部位があり、ここが物事を把握して、欲望や感情を抑える働きをしています。
人が人として生きるために一番必要な機能と言ってもいいと思います。
人間は前頭葉のおかげでいろんなことを判断し、攻撃的な行動をおさえて大人な対応ができるものなんです。
しかし、このうまく機能していないケースが大きく分けて2つあります。
セロトニンが不足している
前頭葉を上手く機能させるためには、「セロトニン」という脳内物質が必要なのですが、これが現代人は不足しがちです。
セロトニンが不足する原因
ストレス、疲労、運動不足、人とのコミュニケーション不足など

現代人はスマホやパソコンをいじる生活に慣れています。
すると、ストレスがたまり、運動をしなくなり、一人で過ごす時間も多くなり、結果としてセロトニンが不足してしまうんです。
それで、前頭葉がうまく機能していないケースが考えられます。
脳がそもそも発達していない
もう一つのケースは「脳がそもそも発達していない」というものです。
脳は筋肉と一緒で、使えば使うほど育ちます。
小さいころから自制がきく(我慢ができる)ように育てられた人は前頭葉が発達し、大人な判断が出来るようになります。
一方で、わがままに育てられたり我慢をしてこなかった人は、そもそも前頭葉を使わずに成長してしまうために発達しないんです。
ちゃんとシツケられてこなかった結果、「困ったさん」になってしまっているんです。

こういう理由で、前頭前野が上手く機能していない人は、急に怒ったり、衝動的になったり、我慢できなかったりと動物的本能が丸出しになってしまいます。
簡単にいうと、おサルさん状態ですね(笑)。
対処法は「哀れみ」にあり!
では、おサルさんたちへのストレスはどうやって対処すればいいでしょうか?
簡単です。
あ、この人は脳が発達してないんだな、かわいそうに。
って思えばいいんです。
- きっと良いシツケを受けてこなかったのでしょう。
- きっとワガママな性格を誰からも指摘してもらえずに育ってきたのでしょう。
- きっと日々の生活に疲れて他人にどう思われるとか考えることすら出来ないのでしょう。
- きっとストレスのはけ口がこんなことしかないのでしょう。

なんかかわいそうで哀れになってきませんか?
そうなんです。
そういう人たちって自分のことしか考えられないとてもかわいそうな人たちなんです。
そう思ったら、怒りってほとんど出てこなくないですか?
「嫌悪」を「哀れみ」に変えることで、怒りはほとんど感じなくなるんです。
これ、自分がイライラするどんな人にも使える技術です。
- この人、かわいそうだな。
- もし自分がこの人と同じ立場だったら、大変そうだな。
こんな風に思えるようになれば、どうでもよい相手に対して怒りを持つこと自体、無駄に思えてくると思いますよ!
まとめ:同じ土俵に立つ必要は無い
すぐ感情的になってしまう、そんな人は世の中にあふれています。
でも、そんな前頭葉が機能していない人たちと同じ土俵に立ってストレスを抱える必要はありません。
なぜなら、アナタはそんな人とは違う大人だから!

ぜひ「嫌悪を哀れみに変える」というテクニックを使って嫌な上司・先輩の呪いから解放されましょう!
それでは、今回はここまで。
ありがとうございました!