ゆるわか心理学「ここプラ」

人生を楽しむにはたったこれだけ!嫌なことからオサラバするコツ

人生楽しく!嫌なことにオサラバ

この記事はこんな人向け
  • 自分は不幸だ、と考えてしまう人
  • 嫌なことばっかり起きる、という悩みを抱えている人
  • 人生楽しく生きたい人


誰かさん

最近なーんか嫌なことばっかり起きるなあ。
自分の人生、不幸だなあ。

って思うこと、ありませんか?

この感情って誰もが持ってしまうものです。
全然おかしなことではありません。

ただ、その考え方を続けているとアナタにとってさらに悪いことを引き込む原因となるかも??

この記事では、「不幸な人生は何によって決まるのか」について解説した上で、それを改善して「人生を楽しむための“コツ”」をご紹介したいと思います。

不幸な人生は何によって決まるのか


こんな言葉があります。

が変われば態度が変わる。
態度が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
運命が変われば人生が変わる。


プロ野球チームである楽天イーグルスの監督をされていた野村克也さんが好きな言葉として、聞いたことがある方もいるかもしれません。

でも確かにそうですよね。

人はそれぞれ育ってきた環境が違う。
だから考え方(心)が違う。
考え方が違うからみんな違う行動をするし、
経験が違うから人格も変わってくる。
結果として、それぞれ違う人生を送っている。

ここにヒントがあります。

心によって人生が変わる。

つまり、
「不幸な人生」は「不幸だと思う心」によって出来ている、という事です。


そんな人生を変えたければ?
そう。心を変えればいいんです。

誰かさん

でもさ、そもそも心を変えるって何すりゃいいのよ?

ですよね。

次のパートで解説していきます。

参考

『人はそれぞれ育ってきた環境が違う。
 だから考え方(心)が違う。』

ということは、「環境」を変えればいいのでは?
鋭い!その通り。

それが、
「人生変えたきゃ環境を変えるのがオススメ!」
というアドバイスが世にあふれている理由です。

ただ…自分の生活する環境を変えるのって結構ハードルが高いんですね。
なので、この記事ではそれは取り上げません。

環境を変えるのは厳しいけど、自分磨きはしたいな~
という方は下記のページで少し解説していますよ!


心を変えるには

「不幸だ」が、不幸を呼ぶ


脳はとても面白い性質を持っています。

ある一つのことを意識すると、それに関する情報が無意識に入ってきてしまうというものです。

これを「カラーバス効果」といいます。


例えば、

朝のテレビの占いでラッキーカラーが”青”だったら、その日はいつも以上に青色のものが目に入る

なんてこと、ありますよね。


人間の脳は視界に入るすべてを受け入れてしまうと情報が多すぎてパンクしてしまいます。

それを防ぐためにも自分で選択したものだけを受け入れるようにしているんですね。



では、自分は不幸だ。と考えてしまうと何が起きるのか。

『不幸』を意識してしまうので、不幸なことばかりが目についてしまう状態になります。


すると、

→ 不幸な出来事ばかりに目が向いてしまう
→ 自分はもっと不幸だと考えてしまう
→ さらに不幸な出来事…

という負のスパイラルが起きてしまいます。

これが、冒頭に述べた「嫌なことばっかり起きる」と感じている人の状態です。

つまり、不幸が不幸を呼ぶ状態です。

不思議なもので、言霊(ことだま)と言ったりしますが、「不幸だ不幸だ」と言っていると「不幸」を意識してしまうだけでなく、「不幸」自体が寄ってきてしまうものです。


この状態を変えることが必要なんですね。

改善するためには


脳はとても素直です。

例えば、今から下の言葉にしたがってみてください。

「赤い車を”想像しないで”ください」

どうです?赤い車が頭に浮かんでしまったのでは?(笑)


そう。
想像しないように言われても、脳は勝手にその言葉を意識してしまうんです。


「自分って”不幸”だ」って思った瞬間に、
”不幸”を勝手に意識してしまう


ならば、それを改善するためには…そう!

「自分って”幸せ”だなぁ」と思うんです。


”幸せ”と思うことが出来れば、つまり『幸せ』を意識できれば、カラーバス効果によって「うれしかったこと」「よかったこと」にどんどん気づけるようになります。


誰かさん

って言っても、どうやって幸せって思えばいいの?


もちろん、ご紹介しましょ!


確かに、いきなり自分が幸せだと思うのは難しいと思います。

誰でも出来るおすすめの方法としては、日常の小さな幸せを探すことです。

今日はどんないいことがあったか、
今日はどんな学びがあったか
自分が人に対してどんな親切ができたか


どんなに小さい事でもOKです。
小さくても「幸せ」を意識することが大事。

  • ランチのから揚げ定食が美味しかった
  • 動画のおすすめ欄でたまたま面白い芸人を見つけた
  • 電車の席を譲ったら感謝された


こんな自分の日常にある小さな幸せを意識出来るようになれば、良い出来事にどんどん気づけるようになっていきますよ!

さらに効果を高めるために


人はネガティブな感情(不安、恐怖、怒り)にとても敏感です。

なぜか。
それは危険なものから自分の命を守るためです。


一方で、ポジティブなことは中々気づけない。
それは、脳がネガティブなことを敏感に感じ取り、勝手に入ってきてしまうから。

ポジティブなことを自然に考えられるようになるためには、やはり意識を習慣づけることがとても大事です。


おすすめなのは、 寝る前にその日あった『良かったこと』を思い出す習慣をつけること。


寝る直前に記憶したことは、脳が寝ている間に情報を整理するので長期記憶に残りやすいことが分かっています。

『良いこと』を寝る直前に思い返せば、その記憶が残りやすくなり自然とポジティブな気持ちにつながります。

ちなみに、日記とかメモに書く(アウトプットする)とさらに効果的ですよ!

一日一回、「良かったこと」を思い出す癖。ぜひ身に着けてください。


それによって自分は不幸だ、と思うことが減ると思いますよ!

応用編:「嫌なこと」を無くす

誰かさん

「良かったこと」に目を向ける…なるほど。
でも結局「嫌なこと」は無くなってないよね。

これまた鋭いご指摘…

そうですよね。
良いことを意識するだけでは、嫌なことを見てみぬフリしているだけだと感じますよね。

もちろん解決策をご紹介しますよ!
では、応用編です。

「嫌なこと」ってそもそも何??


「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助氏がこんな言葉を残しています。

「人間は、ものの見方一つで、どんなことにも堪えることができる。どんなつらいことでも辛抱できる。のみならず、いやなことでも明るくすることができるし、つらいことでも楽しいものにすることができる。みな心持ちひとつ、ものの見方ひとつである。同じ人間でも、鬼ともなれば仏となるのも、この心持ちひとつにあると思う。」

ー道をひらく(松下幸之助)


これ、私の座右の銘にしている言葉なのですが、 すごい簡単に言うと、「人って『こころもち(考え方や気持ちの持ち方)』一つで物事の受け止め方が変わるよ」ってことです。


例えば、洋菓子店でケーキを選ぶときを想像してみてください。

  • 自分への頑張ったご褒美
  • 仲の良い友達への誕生日サプライズ用

当然、ワクワクして選ぶ自分を想像されたと思います。

でも、

  • 怒らせてしまった相手へのお詫びの品
  • 好きでもないママ友への差し入れ

として選んでるとしたらどうでしょうか?
「お金がかかるし嫌だな」とか「めんどくさいな」とか思いながら選んでる自分を想像したのでは?


こんな風に、同じ行為でもその時の考え方によって捉え方が大きく変わるんです。

「嫌なこと」というのは、その人にとって「嫌なこと」だと捉えたから生じるものなんですね。

「嫌なこと」からオサラバするには?


前のパートで見てきた通り、

同じ出来事でも、その人の『こころもち(=考え方)』によって「うれしいこと」にも「嫌なこと」にもなる可能性があるってことがお分かりいただけたかと思います。


てことは、「嫌なこと」からオサラバするには?そう。
「嫌なこと」の考え方や見方を変えて「良いこと」にしてしまえばいいんです!


例えば、仕事で怒られたとき。

「自分はなんて仕事が出来ないんだろう…」

と考えればしょんぼりしてしまうかもしれないけど、

「怒られたのは、期待してもらってるからだ」

と考えれば「頑張ろう!」と思える。


こころもち(考え方)次第で「嫌なこと」も自分が成長出来るための「良いこと」に変えられるんです。

ぜひ覚えておいてくださいね。

「嫌なこと」を「良いこと」に考えるコツ


最後に、「嫌なこと」を「良いこと」に考えるコツを伝授。

それは、後で思いかえすことです。


傷つくことがあったときに、その瞬間に冷静になって「良かったなあ」と思える人がいたら、それはもう聖人キリストレベルです。
(…というより、危ない人?笑)


起きた瞬間は嫌な気持ちになるものです。それは仕方ない。
問題はその後。

脳は、自分にとってショックな出来事を「嫌なこと(=ネガティブ)」として記憶にしまいます。

でもその後にその記憶を思いかえして「良いこと」に塗り替えた上で、もう一度しまい直すことが出来ます。

子どもの時に叱られたこと。

過去の恋愛。

学生時代の失敗。


今思い返すとその時は恥ずかしかったり嫌だったことも「良い思い出だったなぁ」と思うこと、あるじゃないですか。まさにそれです。


つまり、日常にあった嫌な出来事でも、思いかえして捉え直すことで、良い思い出に塗り替えることが出来るのです。


『こころもち』一つで、後からでも「ものの捉え方」は変えられる。


これで、嫌なことにもオサラバです!


まとめ:こころもち、あげてこ。


心を変えれば人生が変わる。


まずは、その日あった「良いこと」に目を向けて意識しましょう

「嫌なこと」もあるけれど、「良いこと」もそれ以上にいっぱい起きているものです!


さらに、嫌なことも『こころもち(考え方)』一つで良いことに変えられる


それに気づければ、人生を楽しむ第一歩を踏み出しています。


最後にひとこと。

こころもち、あげてこ。



では、今回はここまで。

ありがとうございました。